【妄想が捗る一冊:俺のロボ】「近接さん」に憧れる
「俺のロボ」というネット小説がある。
主人公は「ガーディアントルーパーズ」というゲームにはまっているブラック企業のサラリーマンだ。
・・・この時点で他人とは思えない。
さて、そのゲームのトーナメントが開催されることになった。
主人公は予選を突破し本選に出場。観客の度肝を抜くプレイを次々と魅せてくれる。
というような感じのお話しだ。
トーナメント後はゲームがお仕事になったので、プロゲーマーと言えるだろう。
・・・私も後を追いますぞ。
このゲーム。ガンダムのようなロボットに乗り込んで戦い合うゲームなので、ビームやミサイルを撃ち合うゲームなのだ。
なのだが、主人公は剣で戦うのにハマった。
そのため、ゲーム仲間からは「近接さん」と呼ばれている。
・・・いい、いいぞ。
「圧倒的に不利とされているプレイスタイルなのに強い」
このシチュエーション、大好物だ。
実は私は同じようなシチュエーションを経験したことがある。
それはそれは面白かった。
__以下、回想。_______________________________
それはとあるMMORPG。
ナイト、ウィザード、エルフの3つの職業があり、ナイトが絶対に勝つと言われていた。
特に、ウィザードは絶対に勝てないと言われていた。
ナイトの強力なコンボ攻撃で即死してしまうからだ。
実際、ナイトが勝利し、ナイトはナイトに勝つために装備に資源を注いでいった。
最大100人で対戦するのだが、ナイトがうじゃうじゃしており、数すくないウィザードは次々と狩られていった。
ちなみに、一線級のナイトを用意しようと思ったら装備代がざっと50万円かかる。
超一線級で100万から、といったところだ。
しかし、よくよく計算した結果、ウィザードで勝利できると踏み、参戦。
約6万円の装備で常勝しつづけた。
ステータスを上手に割り振り、攻撃が当たる直前に守備力+最大HPを上昇させるアイテムを装着すれば即死しなくなったのだ。
作業内容としては、
攻撃を当たられそうだ!
→Vでアイテムウィンドウを開く
→能力アップアイテムをクリックし
→装備蘭へカーソル移動しクリックで装着
→qボタンで回復
→Vでアイテムウィンドウを閉じる
こんな感じ。これを1秒くらいで行えば生き残れる。
あとは逃げ切りで判定勝ちだ。
ウィザードは範囲攻撃が得意なので。
6万円装備で50万円越え装備は倒せないでござる。
2chに強い人ランキングみたいなのが晒されていたのだが、
私はウィザードにして鯖主。Sランク認定されていた。
テクニックと、なぜか倒せないというのがその理由だった。
絶対有利とされるナイトなのになぜか倒せないウィザード。
装備も貧弱なのに---
そんな相手の心境を妄想するだけでご飯3杯いけるだろう。
うむ、私は実に嫌なやつである。
__回想、終わり______________________________
とりあえず「俺のロボ」と同じようなゲームが発売されたときに備えて、練習しておく必要があるだろう。
3Dゲームはやったことがなかったので、メタルギアソリッド5を購入し、300時間ほどプレイしておいた。
ある程度、いまどきのゲームにキャッチアップできたと思う。
回想が多くなってしまったが、今回の妄想はここまでである。
弱いとされたキャラビルドなのに何故か強い。
こんなシチュエーションに興奮する諸兄は、是非「俺のロボ」を読んでほしい。
オススメは、「1話 俺のロボ大地に立つ」から「29話 お釈迦様が見ている」までである。
妄想の歴史がまた1ページ。