『慎重勇者』に学ぶデータバックアップ術
『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』というネット小説をご存知だろうか。
2019年10月から『慎重勇者』というタイトルでアニメ化もされているので、そちらで見かけたことがある、という方もいるかもしれない。
この小説の主人公(勇者)、タイトルどおり慎重である(病的なまでに)。
味方だと紹介された相手に対し、敵が擬態している可能性を疑ってかかる。
鎧にいたっては3つ購入する用心ぶりだ(着る用、スペア、スペアのスペア)。
私も上記の『慎重勇者』に習い、パソコンやスマホのデータをバックアップしている。
まず、クラウドを過信しない。
便利なのでDropBoxなどのクラウドサービスを活用しているが、大切なデータはクラウドに置かない。
ハッキングなどでネットにデータが流出するかもしれないし、データセンターに問題が生じてクラウドのデータが消えることもあるかもしれない。
そこで、慎重勇者の鎧の例に習い、
使用中のストレージ、そのバックアップ、バックアップのバックアップというストレージ3段構え体制を取っている。
この体制は強い。長篠の戦いにおける織田軍の鉄砲隊のように強い。
実際、3日前にバックアップHDDが昇天したが、こゆるぎもしなかった。
しかし、と思う。
『慎重勇者』ならば、さらなる安全策を用意しているのではないか、と。
そうして整えた新たなバックアップ体制がこちら。
1.使用中のデータ(パソコン内蔵1台目)
2.バックアップ(パソコン内蔵2台目)
3.バックアップのバックアップ(パソコン内蔵3台目 ※3)
4.バックアップのバックアップのバックアップ(外付けHDD ※4)
5.バックアップのバックアップのバックアップのバックアップ(ポータブルHDD ※5)
※3
落雷対策はしているが、それでもショートするかもしれない。
ゆえに、パソコン内蔵3台目のHDDは、本体内蔵だが配線・電源を外した。
※4
砲丸などが飛んできて、パソコン本体が物理的に破壊される可能性がある。
ゆえに、パソコンとは分けて保管する。
※5
火事などで、建物ごと滅失する可能性がある。
ゆえに、保管場所(住所)を分散させる。
ふふっ。完璧(にビョーキ)である。